スマートフォンサム

今、世界中で『スマートフォンサム』という症状で、医師の元に駆け込む人が増えているそうです。

ある国では、生活習慣病に新たに加えられたとか。

名前から連想できるのは『携帯(スマホ)』。

この症状は20年ほど前から増えてきているそうです。

携帯やパソコンの普及で、いわゆる『腱鞘炎』という症状になり、ひどい場合は手術になる事も。。。

以前は良く手を使う職業に多く、『職業病』といわれてきた『腱鞘炎』。

OA機器の普及で、一般人にもこの『腱鞘炎』になる人が増えているという。


『スマートフォンサム』の『サム』は、『親指』のこと。

人類の進化によって、他の動物と比べて人間の親指は『物をつかむ』事が特化した。

その進化により、私たちの手であらゆる事が器用に出来、作り出せるようになった。

しかし!

近年のスマートフォン普及で、スマートフォンを若い人達が、サクサクと、親指一本で“マッハ操作”しているをお見かけしませんか?実は、これが『腱鞘炎』の原因になっているのだそうで、使い過ぎには本当に注意が必要です!


人間の身体の動作時に使う筋肉は、表裏の筋肉や連動する筋肉を使って、筋肉の弛緩・収縮を行っています。

親指も例外なく、掴む(指を内側に曲げる)時、戻す(指を立てる)筋肉は別。

特に『掴む』という指の進化により、よく動かす親指のためだけの筋肉が備わっていて、掴むとき(指を曲げる)時の筋肉は、手のひらの内側にある親指の付け根(母指球)側にある筋肉を使い、戻す時(指を伸ばす)は、手の甲側の筋肉を使っているのです。

実際に触ってみるとよくわかります。

そうすると、手首付近の前腕(橈骨側)の筋肉も連動しているがわかるでしょう。

親指を使うためだけに動かす筋肉は、手側に4つ、前腕に4つ、合計8個あることに!

だから親指は、他の4指に比べても沢山の働きをしてくれるのです!

素晴らしい~我が肉体♡


親指を伸ばすときに使う筋肉。

手のひらをパーにして、手の甲側を見ると親指の付け根部に小さなくぼみができます。

筋肉の腱です。この腱は3本あって手首のところで確認できます。


パソコンの打ち込み、スマホ親指操作。

早い操作ができる人を見ると、非常に羨ましい限りですが、秒速打ち込みって、実は多大に指の腱への負担をかけていることになるの。

つまり、戻す筋肉の筋(腱)を酷使することで、炎症を引き起こしている。

これが『腱鞘炎』。

私たちエステティシャンも手が道具で、1日に何人もお手入れに入ると手首や指にかなり負担をかけてしまいます。おまけにスマホやパソコンの作業が重なれば、ベストパフォーマンスでお客様をお迎えできなくなってしまいます。

『プロ意識』は日常生活の中にも『準備意識』ですね。


まだ痛みを感じない方も、『腱鞘炎予備軍』かもしれないので、コレやってみてください。

1・親指を握るようにしてこぶしを作る(親指を中にれてグー)

2・その状態で、小指側に倒す

この時、親指側手首部位に痛みがあれば『腱鞘炎予備軍』です。


*炎症時(痛む時)は、鎮静(安静)させることが第一のケア法です。

*マッサージは血行促進目的で行いますので、局所のマッサージはNGです。


片手でスマホを持ち、もう片方の指で可憐に操作している姿が、美しいと思います(^^♪

腱鞘炎も回避でき、一石二鳥かも~(*^-^*)♡

『ためしてガッテン』情報をベースに書いてみました♡








心とからだを整えるセラピーサロン Apprici(アプリシー)

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