教える=教わる
本日午前中は、美容専門学校で実技講師のお仕事へ行って参りました。
前日までに、限られた時間の中で要点を絞って進められるように、何度も授業シミュレーションを重ねて準備をして行っております。
一人一人の動きも確認、指導しながら、いつも緊張と興奮であっという間に終わります。
今日もアドレナリン全開でした!
授業の終わりに、教室そばのお手洗いをお借りしました。
お手洗いの鏡の前で、一生懸命メイクをしている学生が『こんにちは』と挨拶してくれました。
私が『こんにちは。精が出ますね』と一声かけると、その学生たちが『精が出るってどういう意味?』とボソボソ話声が聞こえてきて…。
『頑張っていますね。という意味よ。』と言い、『貴方達はこれから社会に出ると、様々な年代の方々と接して仕事するんだから、今からいろんな年代の方々との会話を積極的にするように心がけてみては?』と一言添えておきました。
私自身、今でも知らない言葉はいくつもありますが、時代の変化に伴い、言葉の様変わりに少々違和感を感じる年頃になってきました。
社会に出れば、その大抵は様々な『言葉』を使い仕事をすることになります。
早いうちから、社会で使うマナーや言葉をマスターすれば、それだけで印象はよくなりますし、仕事(即戦力)につながることも必然です。
唐突ですが、コメディアンの小松政男さん(『アンタは偉い!』が好きです)は、植木等さんの付き人になる前は、車の営業セールスマンだったそうです。
お顔立ちも、今でいう『イケメン系』で、20歳そこそこでトップセールスマンに上り詰めた実績があられます。
若くして実績を上げ、収入がものすごくよかったので(今のお金に換算すると、年収1,000万円越えくらいは稼いでいたそうですよ)、毎日散髪屋に行って身だしなみを整え、スーツも靴もいつもピシッと整えた毎日の習慣が、後に数百名のオーディションの中から、植木等さんの専属ドライバーに抜擢された決め手になったのだとか。
丁寧な言葉使いと、清潔感のある身だしなみ。
見る人が見た時に、判断される基準となるのですね~。
うなずける気が致します。
今、私たちの生活で使う言葉を振り返ってみると、正しい日本語って使えているでしょうか?
自己振り返りでも、微妙です(*_*;
最近は、日本語と英語を混ぜて使うことも、ままあります。
例えば最近では、『~とリンクしているんですよね』とか、『~をリスペクトしています』など。短縮していたり、造語だったり。。。
はじめは抵抗があったものの、電波を通じて耳に馴染んでしまった言葉に、今はいつの間にか受け入れて使いこなしている?感じです。。。
改めて振り返ると、簡単な日本語ばかりで、コミュニケーションをとっているように思います。悪くはないのですが、しかし。。。
世の中では、いろんな立場の方々と接する機会が多々あります。
自分には常識の日常用語かもしれませんが、相手にとってはどうでしょう???
服装のように、言葉にもTPO(時・場所・場合)マナーを弁えるって必要ですね。
それができるようになるということは、言葉(日本語)の使い方、意味の理解・勉強も続けていかなければイケナイということになりますね…。
文学書やさまざまな書物を読んでいる(読んだ)方々は、たくさんの言葉を知っていらっしゃって羨ましい限りです。
若いころは羞恥心も感じませんでしたが、やはり年齢を重ねると、知識が乏しいことが恥ずかしいと思うようになってきました。
言葉は『言霊』とも言い換えられ、エネルギーを発し、自他共にその影響を与えます。
直接的な言葉よりも、間接的な、あるいは比喩的・叙情的に伝えるのも、相手の思考に働きかけるので、よりコミュニケーションを豊かにするかもしれません。
本日外部活動の現場で、学生とのふとした出来事から、こんな事を感じてしまいましたが(*'ω'*)
昨日にはなかった、有り難い体験です。
今日の学びの一つとして、意識していきたいものです。
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