黄土よもぎ蒸し

よもぎ蒸しは、日本でも女性の美容と健康のケアとして人気がありますが、元々は産後ケアとして韓国の各家庭で行なわれていたのが始まりとされています。

よもぎ蒸し専用のマントを裸のまま着用し、座椅子の丸い穴から出るヨモギなどの薬草を煎じた成分豊かな蒸気を、肛門と膣の粘膜から吸収させ、下腹部・骨盤周りを内側から温める目的で600年もの長い年月をかけて受け継がれてきた民間療法です。下半身を粘膜から直接温めることで、血行促進、子宮に関わる婦人系の症状に効果があると言われています。

主役のヨモギは“薬草の女王”。

栄養成分:葉緑素(クロロフィル)、ポリフェノール、ミネラル、ビタミンB群、ビタミンK、食物繊維など

よもぎは様々な利用法があり『飲む、塗布、煎じる、嗅ぐ、燃やす』と五拍子揃った薬草でその効能や栄養価の高さから“万能薬”とも言われる植物です。

現代女性の、不定愁訴をはじめとする健康的な悩み、美容上の問題など女性特有の問題の多くは冷え、それも下腹部に原因があると言われます

『よもぎ蒸し』は、女性のカラダの仕組みにフィットした美容法。女性ホルモンに穏やかに作用するよもぎ蒸しで、心と体のバランスをサポートします。初潮を迎えたらケアを始めて大丈夫です。閉経後もご利用できます。

但し、安全面から利用できない場合もあります。ページの最後にご紹介していますので、必ずご確認ください。

黄土よもぎ蒸しの効果

一般的に、よもぎをはじめ薬草やハーブをブレンドしたスチームケアは芳香療法として、血行促進・保温・解毒・殺菌作用に優れています。骨盤内の代謝が上がることで、子宮や卵巣の老廃物が排出が期待できます。

東洋医学では女性は『陰』を表し、私たち日本人は体質的に『冷え』を持つ人種です。現代の生活スタイルは、冷え・むくみ・くすみ・肩こり・腰痛etc、心身の慢性的な疲労を抱えた、“生活習慣病の予備軍”を増やしています。

だからこそ習慣的な保温ケアや、心身の慢性的な疲労の緩和に繋がるデトックスケアが必要です。


温活デトックス美容法★黄土よもぎ蒸し効果の一部をご紹介しましょう。

解毒作用・保温効果・発汗作用・浄血作用・増血作用・不定愁訴・生理痛・生理不順・PMS症候群・更年期障害・不妊症・美白・ニキビ・ストレス解消・肩こり・腰痛・頭痛・整腸作用・健胃作用・痔・便秘・冷え・むくみ・リラックス・安眠効果・・・

また消臭作用もあり、デリケートゾーンや汗などの体臭緩和にも期待できます。たっぷりと発汗することで、心地よい疲労感を味わえます。

皮膚の表面温度が上昇する温泉やサウナ、岩盤浴よりも、直接粘膜吸収させることで深部体温が上昇して強い発汗刺激を得られる黄土よもぎ蒸しのデトックス(毒素排泄)は幅広い年代の女性に喜ばれています。

室内の空気中に熱を放つ岩盤浴やサウナとは違い、よもぎ蒸しは、蒸気の程よい湿度と温熱にさらされているのはマントの中だけ。薬草成分を含んだ蒸気を直接、皮膚や粘膜に浴びながら40分間蒸されていても息苦しさを感じることはほとんどありません。徐々に温熱効果が効いて大量の汗が出ますが、皮膚表面はサウナや岩盤浴のような温度の上昇を感じないので初めての方は驚かれます。


◎発汗効果・保湿効果

体を芯から温めることで血液循環が良くなり、内臓の働きを助け細胞の代謝を促進します。季節による気温環境、ライフスタイルでの疲労やストレスの具合など身体の状況で発汗ペースは変動します。

普段から汗をかきやすい人は10分前後から発汗が始まり、毒素や老廃物を含んだ汗が出やすいです。

反対に汗をかきにくい人や内臓が冷えすぎている場合には深部体温が上昇するまでに時間がかかり、発汗量が少なくデトックス(毒素排泄)の効果は期待できにくいです。

30分以上経過してもじんわり汗しか出ない場合もあります。そのような代謝が低い人は、利用頻度を短くして回数を増やすと発汗効果が早く現れやすくなります。

サロンケアに合わせて、入浴や運動で発汗しやすい体質に鍛えるためのセルフケアを取り入れることも大事です。

吸収させる力も大事ですが…身体にとっては、出す力を鍛え・維持することはもっと大切なことです。

ご利用後はタオルで汗を拭き取って頂くだけでシャワーは不要です。汗でベタ付くことなく肌はサラッとして潤っています。これはデトックス(毒素排泄)の効果で良い汗をかいた証拠です。

*皮脂腺から分泌される皮脂を通して体内の様々な毒素や老廃物が排出され、汗に含まれる保湿成分と混ざり、それが天然の保護クリームとなって弱酸性の美しい肌として表面がしっとり潤うのですから、シャワーなどで流してしまうのはとっても勿体無いことなのです。


◎解毒作用への期待

加工食品・添加物・化学薬品などの農薬など…私たちの体内には病原体となる有害物質や、化学物質が内臓や脂肪に蓄積されています。

日々の積み重ねだからこそ、食品だけではなく皮膚に“使うモノ”の材料や製造法へのこだわりや注意は必要です。また体内環境を整える基本として、食事・睡眠・運動・入浴・排便などで排泄習慣を整えることが大切です。

有害物質や化学物質は脂溶性が高く、生体内に取り込まれると排出されにくい性質を持ち体内に蓄積されます。

毒素や老廃物は残念ながら、水分成分が多い普段の汗では排出されません。こうした毒素は、深部体温が上昇することで皮脂と混ざり皮脂腺から汗として体外に排出されます。

運動法で深部体温を上げるには、30km以上のマラソンやエアロビクス2時間の運動量が必要とも云われます。有害物質の排泄を手助けする方法の一つとしても、手軽な温浴でリラックスしながら高いデトックス法を体験できるよもぎ蒸しの効果は高く期待できます。


◎さらに効果を高める

※当サロンでは、黄土よもぎ蒸しと一緒に足湯を行います。アキレス腱辺りまで浸かる深めの足湯を行うと、足先の末端神経が解れ血行を促しリラックスモードへのスイッチが入りやすくなります。また血行が良くなる事で冷えや浮腫みの改善、肝臓や腎臓など内臓の働きを高めて代謝促進にも繋がります。欲張りなサービスとして、ゲルマニウムボールを入れ穏やかに保温効果を高め、粗塩で浄化効果も狙っています。

終わった後は壺の中をチェックします。

粘膜を通じて老廃物が排出されて壺の中に溜まります。その日のデトックス効果を見て、黄土よもぎ蒸し後のボディやフェイシャルのお手入れに繋げます。

黄土よもぎ蒸しの効果を最大限に活用して、神経や皮膚、筋肉を弛めたり、潤い成分を吸収させてより高い美容と健康へのサポートケアを施します。

黄土とは?なぜ黄土なの?

当サロンでは『黄土よもぎ蒸し』をご提供しています。

『黄土』とは黄色みが強い微砂や粘土のことで、薬草を入れて蒸す『壷』と腰かける『座浴器』に『黄土』が原料に使われています。薬草と一緒に黄土を煎じる訳ではありません。

(ちなみに黄土は様々な用途で利用され、品質レベルによって使い分けられており、最高級品は漢方薬に、更に黄土パックなどの化粧品、そして陶器や染色製品と多種多様です。)

『黄土』には、ミネラルや酵素が豊富に含まれ、保温作用・吸収作用・解毒作用・浄化作用があり、熱で温まると遠赤外線を放射するという特性もあります。(*遠赤外線は常温のあらゆる物質から放射され、高い温度であるほど遠赤外線を強く放射する特徴があります。)

『黄土よもぎ蒸し』では、この遠赤外線の効果で身体の深部体温を上昇させることが期待できます。

人間の体内の70%は水分と言われます。遠赤外線は水分の多い物質と共振(共鳴)作用を起こしやすい特性を持つことから、薬草を煎じた黄土壺を高い温度で温まることで細胞内外の代謝が高まり、熱エネルギーが深部まで伝わって長く保たれることで体温が上昇する訳です。

よもぎ蒸し専用の台座には、木製座椅子やプラスチック。薬草を煎じる鍋にはセラミック電気鍋、鉄鍋を使っているところもありますが、『深部体温を高める』事を考えると『黄土&よもぎ蒸しの相乗効果』は言うまでもありませんね。

『黄土』に含まれるミネラルや遠赤外線の効果と無農薬の薬草成分との相乗効果で、女性のための美容と健康サポートケアとして『黄土よもぎ蒸し』をご提供しております。

“女性にとって本当に良いもの”を


当サロンの『黄土よもぎ蒸し』に使う薬草は、『高品質な植物を見極め、女性にとって本当に安全で体に良いよもぎ蒸しのための薬草』として美容サロン向けに漢方薬剤師が独自に開発した、医薬品を除いた粉末薬草のブレンド生薬を使用しています。

漢方薬舗から直接入手しており、信頼できる漢方薬剤師への相談窓口も完備された環境ですので、ご安心頂けると思います。

ブレンド生薬には、国内で自生する無農薬のよもぎの他、3種類(陳皮・薄荷・紅花)の無農薬栽培の粉末生薬を、開発薬剤師自らの厳しい目で厳選配合されています。

薬草の品質管理には徹底してこだわっており、残留農薬・重金属検査など、高い基準の検査を全てクリアした安全性の高い薬草です。

『黄土よもぎ蒸し』専用の壷で薬草を煎じ、温められた蒸気を膣粘膜や肛門から吸収させます。

粘膜の吸収が高いことは知られていますが、性器は体の中でも特に吸収率の高い場所です。

大切な排泄ゾーンでもあり、粘膜や子宮・卵巣などへの影響を考え、漢方薬剤師が薬草の厳選・製造・調合まで管理する安全な無農薬の薬草を使用しています。

乾燥薬草から粉末薬草にしたことで、薬草の良い香りも増しました。

嗅覚から脳を刺激してリラックス作用が働き、心にも体にも穏やかに、黄土よもぎ蒸しの時間をお過ごし頂けると思います。

⋆『黄土よもぎ蒸し』のみのご利用は出来かねますのでご了承下さい。

デリケートゾーンのケアも意識した“黄土よもぎ蒸し”

温熱や専用用品を利用してデリケートゾーンをケアすることが注目されている今、ご自身の健康のために、身体を芯から温めて冷えや体質改善、疲労回復や美容維持に役立てて頂きたいと思います。

デリケートゾーンのトラブルについて少し触れます。

膣は粘膜で覆われて常に湿っている状態が良好ですが、不規則な生活、偏食による栄養の偏り、冷えやダイエット、陰部の衛生的なケア不足により、乾燥している女性が若い世代にも増えています。

膣は粘液で潤っているのが正しいのです。ウィルスや病原菌の侵入を防ぐために膣粘液は分泌されています。しかし、この粘液も女性ホルモンの影響を受けるので、正常でも加齢や閉経で乾燥しやすくなります。

膣が乾燥すると、感染症を招いたり、老化の進行を早めるだけでなく、不妊や性交痛を招く要因になります。

また、乾燥が進行すれば、粘膜が薄くなり、脂肪細胞豊富な大陰唇(外陰部)が広がってたるみ、まわりの皮膚も硬くなってシワシワになってしまいます。更に進行すれば、血行が悪化して膣委縮が起こり、指1本も入らないようになってしまうのです。セックスレスも女性ホルモンの分泌作用の問題も関連があります。

デリケートゾーンが正常であるということは、チャクラ思想の概念を用いれば、生命力が高く、本能が目覚め、愛や情熱にあふれる気持ちまでみなぎってくるのです。

生命力を維持することは人間としての本能です。

その基本は「体温維持」または上昇(血行促進)させることで、あらゆる細胞活動を活性します。

身体機能が高まれば、身体内部のホルモン分泌・免疫力・自律神経がホメオスタシスによって維持され安定する…つまり「健康」となる訳です。


近年、よもぎ蒸しが不妊療法として注目されているのは、デリケートゾーンを局部的に温め、身体機能が高まり子宮や卵巣の働きが良くなっていること、徐々に膣粘液の分泌再生を促して膣粘膜の潤いが回復していることも効果の一つに挙げられるからです。

アプリシーが考える、総合的(ホリスティック)な健康と美容の維持・改善のサポート

デリケートゾーンは、第1チャクラ(肛門と性器の間≪会陰≫)を示す場所です。

『現実社会を生きるための基本となるチャクラ』で大地を表し、大地からのエネルギーを敏感に受けます。

アスファルトやコンクリートに囲まれ、自然界のエネルギー少ない都市部での生活は特に、大地のエネルギーを受け取りにくく、心身が疲弊しやすく、みなぎるパワーも出ないものです。

第1チャクラは生命力の根源ゾーンですから、大地のエネルギーとして、黄土と薬草、水をダイレクトに取り入れるのは効果的といえます。嗅覚との関わりもありますから、体調の善し悪しで薬草の香りの印象も変わるかもしれません。

子宮や性器へダイレクトにケアすることは第2チャクラと関わりもあり、女性にとっては縁の深いケア法だと思います。


癒すことは、心身のエネルギーを回復させること。心と体の繋がりが『元気の元であり、肉体の維持』に繋がるのです。

第1チャクラの示す『赤』は女性をイメージするカラー。

女性ホルモンバランスを整える効果もある“黄土よもぎ蒸し”は、正に、女性の健康と美容の最適な方法だといえます。

★当サロンでは、黄土よもぎ蒸しだけのご利用はできません。


★フェイシャルメニューやボディメニュー、オプションメニューと組合せてご利用ください。

注意事項及び禁忌

●生理期間中、または予定日が近い日のご利用はおやめください。

●妊娠中不可。産後、出血が治まって産後管理としてのご利用はおすすめです

●冷え性の方は、普通体温の方より熱く感じたり、我慢しづらい傾向があります

●アルコール摂取時、飲食の直前、直後はお体の負担になるので時間を空けてご利用ください

●ハーブ(薬草)を使用していますので、草に対してアレルギーのある方はお控えください

●心臓、肺、循環器系の弱い方。心臓病、糖尿病、動脈硬化の症状がある方。

●狭心症、潰瘍、心筋梗塞の経験をされた方。

●貧血症、高血圧の方。

●肝臓病、腎臓病、著しく肥満の方など

健康に悪影響を及ぼす可能性がある時は、ご利用を

ご遠慮ください。

※必ず、事前のカウンセリング時にご申告ください。

ご理解頂きたいこと

長年に渡り民間療法として伝承されてきた“よもぎ蒸し”は、様々な効果がありますが、よもぎ蒸しの効果や体感は個人差があり、その効果をお約束できるものではありません。

当サロンで提供している“よもぎ蒸し”は、医療行為ではなく、美容と健康のサポートケアとしてご提供させて頂いていることをご理解の上ご利用ください。