私の過去体験
去年の夏にコラムを書き、
そのまま世に出すことなく保存していた記事です。
先日ご来店されたお客さまとの会話で、私の過去の話になりました。
(お客さまのお話はコラムで書けません)
私の話を聞かれることもあります。
美容業界に至るまでの約15年間、自分がやりたい仕事を見つける旅が長かった私。
色んな職種を経験しました。
この業界に入ってもそうでしたが、スタッフとして入社するとだいたい現場のスタッフさんから丁寧に仕事を教えて貰います。
徐々に仕事に慣れるまで一月程度は研修期間が設けられる職場が多いのではないでしょうか?
そういう職場もありました。
しかし私の場合、その期間が短い!という経験が多い。
酷いのは入社当日の午後からはいなくなり、直属の先輩に当たるスタッフが相当辞めたかったのか午前中で『帰る!』とその時点で退社したため、誰にも仕事内容を聞けず、クラゲのようにさまよった経験は想い出深いです。
ですから、新人の私に仕事を教えるために、他の人が自分の仕事を割いて兼任する形で時間が空いた時に数分来るを毎日繰り返す。笑
相当大変だったと思いますよ。
また、5~6回程度の手合わせ程度で責任者スタッフが退職した職場もあった。
別の職場では入って2週間後に先輩スタッフが体調不良で急遽入院し、2人でなんとか1日で終わる仕事場だった膨大な範囲をその後一人でやるようになったり。
他にもある。と言ったらお客様ビックリされていました。
そういう経験が多いから、自然と仕事は自分で見つけるやり方になった。
転職(パートやアルバイト)経験が多かったことを恥だと感じていたけれど、親切丁寧に仕事を教えてくれる職場よりも、自己流で対処していくことを強いられる経験の方が記憶にも深いし身になった経験だったと自己の振り返り。
体当たりで仕事をしなければならない環境は、今思えばハードなことだったかもしれない。
当時はそれが与えられた環境だったから『覚える・慣れる・理解する』に必死だった。
そんな環境だったので、自己流のやり方も周囲がおおまか認めてくれたり、より良い方向の仕事の仕方を見つけ躊躇することなく提案できたりしたのも、こういう過去の経験の蓄積によるものかもしれない。
それも踏まえて、職場の人間環境には恵まれてきたのと思う。
連合艦隊司令長官 山本五十六氏の名言で
『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ。
話し合い、耳を傾け承認し、任せてやらねば人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。』
いつの時代にも参考になる名言です。
実体験を振り返っても本当にそうだと思える名言です。
仕事を教わることが当然だと思っている人も多い。
相手の仕事を増やしていることを理解できているだろうか?
人に甘えることが常だと、自己脳力(能力)は育たない。
また、感謝も少ない。
どんな天才の脳でも未使用の海域はあるそうです。
自分でやってみてしかわからないことの方がはるかに実りある経験だと思います。
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