一期一会
この言葉を改めて深く学ぶ…意味を理解する機会に恵まれた先日の出来事。
やはり、体験を通して学ぶことが多いな。
長いので、興味のない方はスルー下さい。
先日、依頼を受けて珍しく出張に出向きました。
会うなり、激しい剣幕で言動を向けてくる女性。
もちろん初対面です。
初対面時の5分ほど、私をイライラさせる態度や言動が続きます。
内容は前日の出来事が尾を引っ張っている様で、ハッキリ言って『私は無関係』
とばっちりにもほどがある!
怒りのボルテージがどんどん上昇する私。内心は自闘。
『私キレてもいい?それとも別の手段を取るか?』
キレるのなんて簡単です。でもそれで終わり。
理不尽な態度にいくらお客様でも許せません。
私だって感情のある人間だもの。
『お客様』という立場に立った時に、立場が上だと勘違いする人が時々いらっしゃいます。
どんな施設でも、お金を支払うことで、望むものが手に入る。あるいは対処してもらえる。
ただそれだけの事。
ギブ&テイク。
それ以外はサービス(心づくし・もてなし)や人によって異なる接客術だけのこと。
安いなら、安い理由があるし。高いなら高価である理由があるのです。
受け取る側の価値観で、損得の度合が決まるだけ。
お金を払うから、感情も全てぶつけていいという話ではないはず。
バスガイド時代に『今回の旅が楽しくなるかどうかは、あんたのガイド次第‼』って言われた事があります。
当然、車内マイクで『お客様それは違います。ご自身がこの旅を、楽しもうと思わない限り無理です』とはっきり申し上げました。依存し過ぎですよ(笑)
また、その後のお世話になった職場での出来事。
カウンターで大きな声を張り上げてクレームを言い続けていたお客様がいました。
その時の店長が、そのお客様に向かって言った一言が素晴らしかった。
『お客さん。他にもお客様がいるんですよ。そんなに大きな声で喚いたら、店や他のお客様の迷惑になる!お客さんは二度とうちの店には来ないでください!入店禁止ね!店にもね、お客様を選ぶ権利がある!』
スカッとジャパン(笑)
確かにその通りです。
今回は『別の手段』で黙って頂きました(笑)
それは…より闘魂の『施術』です(爆)
施術に満足いかなければ、ヒートアップは間違いない。
平常心を取り戻すまで数分を要しましたが、最初のストロークでどうにか自分のスタイル(空気感)に成功出来ました。
いつの間にか笑顔でお互いに会話が弾んでました~♪
帰りには手土産まで持たせてくれて。。。
結果的には、満足を感じて頂けたので私もどうにか収まりましたが。
どんな場面でも相手がいる時は、その時間共有するわけです。
良い時間や空間にするには、お互いの気持ちが大きく左右されると思っています。
今回はとても良い体験になりました。
あのお客様を通じて、学ぶことが出来たことに感謝です♡
『一期一会』
(ウィキペデアによると…笑)
茶道に由来する日本のことわざ。茶会に臨む際には、その機会は二度と繰り返されることのない、一生に一度の出会いであるということを心得て、亭主・客ともに互いに誠意を尽くす心構えを意味する。茶会に限らず、広く「あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう」という含意で用いられ、さらに「これからも何度でも会うことはあるだろうが、もしかしたら二度とは会えないかもしれないという覚悟で人には接しなさい」と戒める言葉。
一生に一度だけの機会そのものを指す語としても用いられる
とても大切な出会いだったと思います。
これから新生活が始まり、新しい環境で生活する方も多いかと思います。
いつ何時、その相手の方と立場が逆になる時があるかもしれません。
一期一会の心構えも、相手を思うことやもてなしは、巡り廻って自分に返ってきます。
このブログを読んでくださった方に、素敵な出会いがたくさん恵まれますように。
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