お気に入りの…
お店を長く経営させていくために、気にいってくださったお客様に『良かったらこのサロンをご紹介ください』と勇気を出してお伝えした。
すると、お客様達から『教えたくないです~。』と何度か言われた。
予約が取れなくなるのが嫌。というのが理由の一つのようでしたが…。
私自身はかなり複雑な心境…。
特に目立って他店と違うサービスを提供しているわけではない。
違いは技術やセンスだけだと思う。
あとはお客様が判断する。
『紹介したくなるサロン』になるためにはどうしたら良いのだろうか?
今まで思い付く限りの事は試してきたが…
しかし未だに答えは見つからない。
ある時ふと、お客様の心理がよく理解できた事があった。
『自分だけのとっておきの場所』そういう時間を過ごせるスポットに出会った時に。
SNSに載せることもなく。
友人たちのお喋りに登場させる事もなく。
誰にも邪魔されたくない私だけのお気に入りスポット。
いつもならば、私は他店の歩く広告塔になる。良い店はみんなに知って貰いたいと思うから、いつの間にか連れて行ってしまう。
しかし、その場だけはコレまでと違い、内緒にしているわけでも無いが、伝えられる人を無意識に選んでいるのかもしれない。
もちろん他にもその場を利用する人は、私以外にも沢山いらっしゃる。
でも、出来ることなら知り合いに会わず、いつ訪れても自分一人でゆっくりと癒されたい願望があるのだろう。
男性が一人でゆっくりお酒を飲むときに訪れるbarが在るように…。
癒しを求める場所は、純粋に落ち着く場所であること。それは好みやエネルギーの強度やレベルで受け入れるべきスポットが個々で異なるはず。
癒される場所は神聖であるような、自分にとって、心が洗われる場や人で在ることが条件なのだと思う。
賑やかで高揚感のあるサロンも素敵だが、ご縁のある方々には、マイナスイオン要素のある環境と時間と体感を提供していきたい。
大切な人にだけ『紹介したくなるサロン』になるためには、まだまだ道のりが遠いけど。
私にもわかる『自分だけのとっておきのスポット』にお客様がアプリシーを選んでくださった事が、何より嬉しい。
そういうお客様達に出逢えるように頑張ろう。
今日の終わりに、このコラムで思考が整理できて良かった。
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